採用試験を受けていると、どうしても“試されている”気分になってくる。会社に“入れてもらう”気分になってくることだろう。でも本当は、あなたと会社は対等なのだ。この点は忘れないでほしい。この記事では、なぜ対等なのかを説明する。
会社側にはなくて、就活生だけが持っているもの
あなたはどんな気持ちで就活に望んでいるでしょうか?必ず第一志望に受かる。業界が 同じならどこでもいい。とにかく大手。営業がいい。技術がいい。いろいろあるでしょう。しかし、就活を懸命にやるほど一番忘れがちで、一番大切なことをまず覚えておいて欲しいのです。
それは、『選ばれるんじゃなく、選ぶんだ』という心構え。
採用試験を“受験”する立場のあなたたちは、えてして“審査してもらう”という受け身のスタンスになりがち。だけど、それは違うのです。もちろんあなたたちに合否を決める権限があるわけじゃない。でもあなたたちには「どの会社を受けるか」という何よりも大きな権限があるじゃないですか。
これを知っておくとどう違うか
どんなに有名な企業だって、誰かが受けてくれなければ採用できないですよね。それは企業の力の及ばないあなたたちだけの自由。「どこでもいいから私を採用してください」じゃないのです。たとえ数十社受けるとしても、星の数ほどある企業から“あなたが選んだ”のでしょう?そこには必ず、あなたならではの、積極的な理由があるはず。自らの意思で、選んだ企業を受けるのです。それを忘れないでほしい。それが自己分析の深さ、面接での目の輝き、それに面接官からの「最後に何か質問はありますか?」 へのリアクションとして必ず活きてくることでしょう。
企業を品定めして、あなたの夢の実現を手伝ってくれる企業を選び取りましょう。
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