やり方

分析STEP3 どんな質問でも答えるために、自分の強み、エッセンスを知る。

これまでのSTEPで、もうこれ以上深くしようのないところまで分析ができた。そしたら、次はつなげていくのだ。それで完成になる。この記事では、そのつなげ方を説明する。

■自己分析を進めていくとカブっていく 

STEP2を突き詰めたら、分析に使った紙から、少し離れて全体を眺めてみましょう。それが分析STEP3。「あれ?大学時代バイトを選んだ理由と、高校時代 部活を選んだ理由が同じ?」なんてことがたくさん出てくると思います。よく考えたら当たり前。すべてはあなたというひとりの人間から発生していることなのだから。

STEP3ではこの、AとBの理由がつながってるんだな、って分かっておくことが大事です。

STEP2の「なぜ」を繰り返すと、実は、理由はどんどんカブっていくのです。カブったものをまとめて行くと、200種類の行動の理由が、5種類くらいの理由にまとまっちゃったりするでしょう。STEP1で出した200の持ち物が、全てこの5種類のどれかにつながったら自己分析の完成です。おめでとう!200とか5とかの数値はあくまで例なので、それが100種類と6種類でも構いません。あなたという人間の軸、エッセンスがつかめれば、それで良いんです。

■自己分析が完了するとどうなるか

STEP1~3の一連の作業をしておくと、すごく頭の中がすっきりするのです。だからどんな質問にも答えられる。一問一答を暗記なんてしなくていいのです。ここまで一生懸命考えるうちに、すべては自然に頭に入っているから。

何百もあったあなたの持ち物が、たった数種類になったのです。面接官から質問を受けた時、何百もの持ち物からひとつを瞬時に選んで打ち返すよりも、この5種類から選んで打ち返すほうが、ずっと簡単でしょう?しかも、あなたのエッセンスから答えを出しているのだから、他の答とつじつまが合わないはずがないのです。そもそもウソじゃないのだから、つじつまを合わせるのに頭を悩ませる必要はないし。

この状態を野球で言うなら、守備の姿勢。腰を落とし、少し前屈みで、どんなボールが来てもすぐ動き出せる姿勢のイメージ。テニスをやってる人なら、サーブを受けるときの姿勢。運動をしない人なら、体力テストを思い出して。垂直跳びで飛ぶために、少し屈んだ姿勢。あのイメ ージです。

ここまでやれば、もうあなたは、どんなボール(質問)が来ても、キャッチできるのです。

STEP0.1からここまで一気に読んでくれた人。いよいよ自分でやってみる番です。自己分析の意味や考え方はもうしっかり身についているはずですから、以下のやり方に沿って、やってみてください。

www.jiko-bunseki.com

photo credit: paral_lax <°)>< Lace on ice via photopin (license)

-やり方