ゼロから始める自己分析

就職活動のための自己分析、やり方や面接への活かし方。

エントリーシートを書く時、エピソードを中心に考えない

エントリーの季節になって、エントリーシートの悩みに直面している人が多い。この記事では、エントリーシート、特に自己PRの書き方で最近見かけた勘違い例を示す。

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■わかりにくい自己PRの例

例えばこの自己PRを、まず読んでみてください。

私の強みは、計画性です。私は大学祭の実行委員リーダーを担当しました。半年前からスケジュール表を作り、いつまでに何を実施すべきか整理して、準備を開始しました。しかし、四か月前になったころ、メンバーが怠け始めました。打合せを欠席することも多くなり、このままでは大学祭の開催が危ういと感じました。そこで私は、メンバーひとりひとりに働きかけ、チームワークを取り戻すことに注力しました。そのかいあって、再び打ち合わせへの参加も増え、無事大学祭を成功させることができました。

どうでしょうか。この文章に、自由に突っ込んでみてください。

■強みが主、エピソードは従

エントリーシートの自己PR欄を書く時、どのように書くでしょうか。年表形式で自己分析をしている人に多いと思うのですが、エピソードが中心となってしまっている例を見かけます。冒頭に挙げた例が、それです。「計画性」が強みのはずなのに、最後のほうはチームワークを形成した話になっています。
読んだほうは、「あれ?」となるわけですね。計画性が強みであることを裏付けているのは最初だけ。この人がアピールしたい強みは何なのかな?
この例は、「大学祭実行委員のエピソードを書こう」という思いが強すぎて、自己の強みとのつながりが非常に薄くなってしまっているのです。

自己PRは、あくまで強みが主。エピソードは、それを裏付ける従の要素です。「私の強みは〇〇です。それを証明するこんなエピソードがあります」という話なんですね。

■いろいろ盛り込んで、最も大事なことが伝わらない

本当にやったこと、自信を持っているエピソードを盛り込みたくなるのはわかります。でも、強みを証明しないエピソードを書いてしまうと、読む側には強みが伝わりにくくなるのです。強みを裏付けるエピソードになっているか?は、常にチェックしてください。逆に言えば、強みに関係ないエピソードは、ESに書かない。面接にとっておきましょう。

■エピソード自体が悪いわけじゃない

でも、 頑張ったことを書きたいのはわかります。エピソード自体が悪いわけじゃないのですから、“強みを裏付ける形で”エピソードを書くことが大事なのです。例えばこんな感じ。

私の強みは、計画性です。私は大学祭の実行委員リーダーを担当しました。半年前からスケジュール表を作り、いつまでに何を実施すべきか整理して、準備を開始しました。しかし、四か月前になったころ、メンバーが怠け始めました。打合せを欠席することも多くなり、このままでは大学祭の開催が危ういと感じました。そこで私は、一か月でチームを立て直せば間に合うと考え、メンバーひとりひとりと会って働きかけました。三か月前にはここまで終わっていないとまずいこと、今はどれだけ遅れているかということを粘り強く説明しました。そのかいあって、再び打ち合わせへの参加も増え、三か月前からは順調に準備を進め、無事大学祭を成功させることができました。

最後まで、計画性に基づいて行動した表現になっていますね。もちろん読む人によっては、ここから粘り強さやコミュニケーション力を読み取るでしょう。でもそれは、メインメッセージではない。最後まで「いかに計画性を活かして活動したか」を説明しているので、読む側も迷いません。

なかなか難しいことですが、チャレンジしてみてください。「エピソード中心ではなく、強み中心で書く」を心がけたら、できると思います。

 

この記事がピンとこなかった人は、これ↓を読んでみてください。言ってることは同じなのですが、別の観点から説明しています。

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